十勝川下流域には広く泥炭層が分布するため、地震の度に地滑り・地盤の液状化現象などが発生し、大きな被害を被ってきました。近年では、平成5年の釧路沖地震、平成15年の十勝沖地震の震災が記憶に新しいところです。帯広開発建設部では流域の水害対策とともに、この震災対策事業も継続的に行っています。
本工事は震災発生時の対策拠点となる施設を大津築堤に設ける事業の一環として行われ、今年度は地盤改良が主体となります。
軟弱地盤に対して、改良材を吐出しながら柱状に攪拌混合して改良部を形成します。この改良部を格子状に配置するTOFT工法を用いることで、施設が整備される予定の地盤をより強固なものにします。