帯広広尾自動車道の建設は、帯広市・とかち帯広空港・十勝港など、物流拠点を高速交通ネットワークで接続し、交流の活性化、物流の効率化を目的として進められている事業です。本事業はいくつかの工区に分割されて進められていて、弊社が施工している「帯広広尾自動車道 幕別町外 上更別北34号改良工事
」もその一つです。
本施工箇所は段丘地形の下段部に位置し、道路を建設するために十数メートルの盛土が必要となります。しかし、地盤が軟弱なため、このまま盛土を行っても道路の自重による路体の崩壊や、建設されるボックスカルバートの沈下といった危険が考えられます。
本工事は、次年度以降行われる路体盛土及びボックスカルバート建設に備え、地盤を支持層まで改良し、重量に耐えられる構造にすることを目的として行われます。施工には深層混合処理の一つであるMITS 工法を使用し、直径1,600mm の円柱状の改良体を1,878本造成します。
8月 着工前